期間限定コーヒー「ホンジュラス」
中米のカリブ海に面した国で、隣国にはコーヒーの産地で有名なグアテマラやエルサルバドルがあります。
ホンジュラスもコーヒーの産地として、とても最適な環境にある国なんです。国土の大部分が山岳地帯で雨季・乾季があり、気温や土壌も文句なし。
なのでコーヒー栽培の歴史も古く、18世紀末頃には栽培が行われていたみたいです。
じゃあ高品質のコーヒーが昔から作られていたかというと、そうじゃない。
じつはホンジュラスは、貧困や麻薬、ギャングなど、とにかく治安が悪く経済的に苦しい国なのです。
コーヒー栽培に関しても、設備やインフラはもちろん整っておらず、知識や技術も不足していたため、長年品質の良くないコーヒーが作られるばかりでした。
生産しているのは小規模農家ばかりですが、近年は、品質の向上のために整備が進んだり支援なども行われてきたため、国際品評会でも高評価を得るほど品質の高いコーヒーが作られるようになってきました。
生産量も世界TOP10に入るほど。
しかし隣国などにコーヒー産地で有名な国も多いため、高品質なのに存在があまり目立たず「眠れる巨人」なんて呼ばれたりしてます。
じつにもったいない!
丁寧に丹精込めて育てられ、世界から評価されるほどにまで成長したホンジュラスのコーヒーは、柔らかい酸味と苦味が甘味に優しく包まれているような味わいです。
どれも強い味ではなく、甘味が混ざり合った果実のようなほんのりとした酸味、後味に甘味が顔をちらりとのぞかせたりしているような苦味。
みんなうまく調和が取れていて、香り・酸味・甘味・苦味のハーモニーが楽しめますよ♪
ちなみにいくつかの生産地などでは、コーヒーノキの植え付けや収穫などのタイミングを「月の満ち欠け」に合わせて行っているんだとか。
満月の時の方が甘みが増しているなどいろいろあるそうで、月というのは農作物にも少なからず関係してるらしいのです。自然界の動物も月の周期によって行動するものも確かにありますね。
しかも調べてみたらホンジュラスはその昔、古代マヤ文明が栄えた場所でもあるじゃないですか。マヤ文明といえば高度な天文学などでも有名ですから、もしかしたらその流れが今のコーヒー栽培に繋がっている・・・のかもしれません。
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