期間限定月替わりコーヒー「コロンビア ナリーニョ・エクセルソ ブエサコ」
世界でもトップ5に入るほどの生産量を誇るコーヒー大国コロンビア。
コーヒーの栽培が始まったのは1732年頃。
そこから徐々に国全体に広がり、1927年には、コーヒーの生産から流通までも管理する「コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)」が設立されました。
コロンビアのコーヒーを作っている農家はほとんどが面積2ha以下の小規模農家なのですが、FNCに加盟、サポートを受けています。
そのおかげでコーヒー栽培のレベルは大きく向上し、世界からも評価される高品質のコーヒーを生産することができるようになったのです。
そんなコーヒー大国のコロンビアで生産された「コロンビア ナリーニョ・エクセルソ ブエサコ」。
「コロンビア ナリーニョ・エクセルソ ブエサコ」とは、コロンビアのナリーニョ県ブエサコ市で生産されたコーヒーのこと。
ナリーニョ県は、ほぼ赤道直下のコロンビア南部に位置し、標高の高い地域です。高いところでは標高2,300mもあります。
通常ではこれほどの高地の場合、気温が低く発芽しなかったり病気になってしまい栽培が出来ないと言われているそうです。
ではなぜこのナリーニョ県では栽培できているのでしょうか?
それにはこの地域の地形が関係しているんです。
この地域は赤道直下なので日射量が多いという特徴があります。
そのため、日中のたくさんの日差しによって暖められた空気が深い谷の底に蓄積熱として溜まり、夜に谷底から立ち上がる暖かく湿った空気のおかげで山の高い部分の寒さを和らげてくれるのです。
それでも比較的気温の低い環境で育てられるので、コーヒーの木は自ら糖分を溜め込み、結果としてまろやかな酸味と甘さを含むコーヒーの実ができます。
これが高地で高品質のコーヒーが育てられている理由なのですが、あと一つ忘れてはいけないのが、生産者たちの努力!
傾斜の厳しい山岳地帯での栽培なので、育成・収穫・精製などすべてが手社業で行われています。
生産者の人たちの大変な努力があってこそ、高品質な美味しいコーヒーが生まれるんですね~♪
ちなみに、「エクセルソ(Excelso)」というのは、コロンビアでの等級(グレード)のことです。いわゆる格付けです。
コロンビアでは豆の大きさによって等級を決めています。
コーヒー豆の大きさが5.5mm〜6.5mm(スクリーンサイズ14〜16)が「エクセルソ」。
6.75mm以上(スクリーンサイズ17)が「スプレモ」。
等級としてはスプレモの方が上位ですが、「大きい=美味しい」というわけでもないのです。
さらにコロンビアでは、海外へ輸出できる豆の条件も厳しく決められています。
•エクセルソ タイプ (スクリーンサイズによる分類)
•欠点豆混入率(サンプル500gあたり)
•異臭が無いこと
•水分含有率レベル
•虫の混入が無いこと
•色の均質性
•クリーンカップ(雑味の有無)
このような条件をクリアしなければ輸出することができないのです。
こうして流通などにも管理が行き届いているので、質の高いコーヒー豆が安定して世界に出回ることができるんですね。
では肝心の味わいについて。
標高の高い地域のコーヒーは、基本的に酸味が強くなる傾向があります。
「コロンビア ナリーニョ・エクセルソ ブエサコ」も酸味が中心に感じられますが、際立って強い酸味とかではなく、スッと流れるキレイで凛々しさのある酸味です。
そしてその酸味を支えるようにまろやかなコクと優しい甘味が顔を出してきます。
でもそれぞれがケンカせずにきれいにまとまってくれているような感じです。
当店で取り扱っている「コロンビア クレオパトラ」と比べると、クレオパトラの方が少し苦味があり、コクとボディが強めで重みを感じます。
苦味を少なく、そして少しライトなテイストになったのがブエサコといった感じですね。
比較的ライトな味わいなので、ブラック・ミルク入りはもちろん、お菓子などとも幅広く相性がいいと思いますよ♪
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